【マネジメント】ロジカルシンキングをみにつける

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商談やミーティングで「もうちょっと有益な情報を提供したい」、「自分の思っていることがうまく表現できない」など、問題解決への提案や相手の発言に対してのリアクションなどで、核心を掴むことが難しいな、と感じる方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、多様性が求められる中で道筋を立てて相手に伝える思考方法
「ロジカルシンキング」のお話をしていきます。

この記事でわかること

①ロジカルシンキングとは
②ロジカルシンキングのメリット
③ロジカルシンキングの手法
④まとめ
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ロジカルシンキングとは

まずロジカルシンキングとは、「論理的思考法」です。
目の前の情報を、自分の感情やバイアスをかけずにありのまま受け取ることです。

例えば、目の前に自転車が置いてある場面を相手に伝えるとき、「目の前に黄色い放置自転車がある」と伝えた場合と、「目の前に黄色い自転車がガードレールに立てかけてある」と伝えた場合があるとします。

同じ自転車の状況を解説していても、前者は見た人の感情的バイアスがかかっていて、実際は放置自転車ではない可能性もありながら「放置自転車」と伝えており、後者は自転車の特徴と置かれている状況の解説をそのまま相手に伝えてます。

これが論理的思考の基礎的な考え方です。

「ロジカルシンキング」はリアルをそのまま伝えるビジネスシーンでは必須のスキルです。
状況把握が適切出ないと間違った経営判断をさせる材料を現場から報告してしまい、大きな損害が発生する場合もあります。

そのため、企業の問題解決にはロジカルシンキングが適しており、習得できれば問題解決のスピードが上がり、生産性も向上するでしょう。

・クリティカルシンキングやラテラルシンキングとの違い

他にもビジネスに置いて知っておくべき思考法として、「クリティカルシンキング」と「ラテラルシンキング」があります。

簡単に2つの思考法を解説致しますと、「クリティカルシンキング」は批判的思考と言われ、物事を「その方法は本当に正解か?」と客観的に掘り下げる手法です。

一方、「ラテラルシンキング」は水平思考と言われ、1つの結論に対して、Aという方法もあればBという方法もあるなど、可能性を模索するイノベイティブな思考です。

どちらの思考方法も、事実をありのまま伝え、結論が決まっているロジカルシンキングとは性質が違います。

※詳しくは下記別の記事でご紹介していますが

【マネジメント】クリティカルシンキングの意味とメリット
【マネジメント】イノベーションを起こすラテラルシンキングとは

ロジカルシンキングのメリット

ロジカルシンキングを身につけると、どんなメリットがあるかを4つご紹介致します。

1・分析力が上がる

ロジカルシンキングの特徴として、事実を明確化させる性質があるので、課題が発生した場合に「因果関係・相関関係」を冷静に見ることができます。
なんとなく感じる問題点や、成り行きに任せた対応にならず、現実を判断することができるので、分析力向上につながります。

2・問題解決能力が上がる

分析力が上がることにより、必然的に問題解決の糸口が見つけやすくなります。
行き当たりばったりで施策を打つことがなくなり、本質的な問題解決にスピード感を持って取り組むことができます。

3・提案力が上がる

商談やミーティングの場では、相手を悩ますことなく的確にプレゼンをする必要があります。
ロジカルシンキングは、わかりやすく事実を噛み砕き、道筋を立てて話す思考のため、余計な情報を伝えることなくシンプルに本質が相手に伝わります。

4・コミュニケーション能力が上がる

伝えたい感情や頭でわかっていても言いたいことなど、言葉にすることが瞬時にできないことがあります。
それを結論から明確にして、順序立てて説明する癖がつくので話が伝えやすくなるという点と、相手の意見を理解することも上手くなるでしょう。

ロジカルシンキングの手法

ロジカルシンキングを意識できる方法とフレームワークを幾つかご紹介致します。

・帰納法

複数の出来事から共通のことを見出し結論を導き出す方法。
例えば「Aは今期成績が上がった」「Bも今期は好調だった」、どちらも好転してるという事実から、「市場は回復している」という結論を出すことなど。

・演繹(えんえき)方法

演繹法は一般的な常識や法則に起こった出来事を当てはめて、結論を導き出す方法。
例えば「ガラスは割れる」という一般論に対して、「窓が割れた」という出来事を当てはめると、「窓はガラスである」という結論が出ます。
あの哲学者・デカルトの「我思うゆえに我あり」も同じ演繹法です。

・弁証法

1つの物事に対し、反対意見を出しそこから解決策を導き出す方法。
例えば「タバコが吸いたい」と意見があったとき、反対意見は「タバコは体に悪い」という反対意見が出た場合、「ガムやお菓子を食べる」という解決案が出せます。
矛盾する2つの意見や物事から、落とし所を見つける方法です。

ロジカルシンキングのフレームワーク4選

・ピラミッドストラクチャー

ピラミッド型のフレームワークです。
結論を頂点において、その下に根拠・理由と詳細を土台のように積み上げていきます。
帰納法はピラミッドストラクチャーに当てはめて考えられます。

・ロジックツリー

ロジックツリーは以下3点をツリー型にして表すフレームワークです。

要素分解:問題全体を把握するため要素を出す
原因究明:問題の原因を明確にする
問題解決:洗い出した問題の解決・改善策を出す

・MECE(ミーシー)

結論からお伝えすると、MECE(ミーシー)とは何かを分類するときに漏れなく、ダブりなく、仕分けするという概念です。

MECEは「モレなく、ダブりなく」と訳し、Mutually(お互いに)、Exclusive(重複せず)、Collectively(全体に)、Exhaustive(漏れがない)の頭文字を取っています。

詳しくはこちらの記事でも解説しています。
【対話スキル】会議で役立つロジカルシンキング

So what? / why so?

「So What?(つまり?)」・「why So?(なぜ?)」を1つの物事に対して繰り返し問いかけることで、
表面的な階層から、本質まで深掘りされ、辿り着くフレームワークです。

まとめ

今回はロジカルシンキングについてご紹介いたしました。
ロジカルシンキングはビジネスだけではなく、通常のコミュニケーションでも効果を発揮します。

そしてマネジメント層であれば必須のスキルですが、チーム全体でロジカルシンキングができれば大きな成長につながることでしょう。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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