【マネジメント】クリティカルシンキングの意味とメリット

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問題解決をする際に、「他に手立てはないか?他に意見はないか?」など思考を張り巡らせることが多くあると思います。
ビジネスでは様々なことを想定しないと、成果を上げにくい時もあります。
そんな時に考え方の引き出しが多いと良いと思いませんか?

今回は、問題解決の思考法の1つである「クリティカルシンキング」についてご紹介致します。

この記事でわかること

①クリティカルシンキングとは
②クリティカルシンキングのメリット
③クリティカルシンキングの活用事例
④まとめ
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クリティカルシンキングとは

クリティカルシンキングは「批判的思考」と言われますが、感情的に欠点を指摘するようなネガティブなことではなく、批判はするが代替案を持って客観的に物事を判断する思考法です。

クリティカルシンキングが注目される背景として、1つの答えに対して多様性のある意見を取り入れたり、時代の流れに絶えず変化し続ける組織作りには必要不可欠な考え方です。

・ロジカルシンキングとの違い

結論からお伝えすると、ロジカルシンキングとの違いは、「結論ファースト」ではないところです。
ロジカルシンキングの強みは、結論に向けてわかりやすい道筋というところです。

しかし論理的に見える思考でも検証対象自体の論点がずれている場合、間違った答えのまま議論が進む可能性があります。

なお、クリティカルシンキングとロジカルシンキングが相反するものという訳ではありません。
お互いの長所を理解して組み合わせることで、相互的に効果が増します。

・クリティカルシンキングの長所
前提条件・認識が正しいかどうかを検証できる
視野を広げられる

・ロジカルシンキングの長所
情報の整理ができて、問題が明確になる
分かりやすく伝達できる

ロジカルシンキングについては詳しくは下記記事でご紹介しています。
【マネジメント】ロジカルシンキングをみにつける

クリティカルシンキングのメリット

クリティカルシンキングのメリットを3つご紹介致します。

・問題解決の精度が上がる

ロジカルシンキングで拾いきれない課題を見つけることができ、解決策の選択肢も増えてきます。

・課題の本質まで辿り着く

批判的思考は「本当にそうなのか?」「なぜこの結果なのか?」という問いかけが中心となります。
自然と客観的な見方で俯瞰して課題を見ることができるので、例えば「売上が下がった」という課題があった時、「集客が少なかった」という意見が出たとします。
そこで単純に「割引施策をして集客集めて挽回しよう」と結論付けず、「集客が少ない理由は他にないか?」「ニーズがあってるか」「マーケティングの施策で漏れはないか」など疑問を持つことで、課題に効果的な施策が打てます。

・洗い出した施策の矛盾や漏れを防止

ミーティングやプロジェクトなど意思決定をする際に、卓上では気付けないことも多々あります。
現場の意見を取り入れていても、都度状況が変化する中でクリティカルシンキングを用いれば「今話している内容に矛盾はないか?」など確認しながら話が進むため、現場が対応しやすい施策にブラッシュアップすることもできます。

クリティカルシンキングの活用事例

ではどんな時に1番効果を感じやすいか、活用事例を 2つご紹介致します。

1・新規事業立ち上げ

クリティカルシンキングの特徴として、「ゴールに対して絶えず問う」思考法なので、新しいことを始める際のリスクヘッジや無駄どりなどに向いています。
新しいプロジェクトを進めたい時、「新しい部署を作って、人員を増やす」という意見が出たとします。
しかし、「本当に新しい部署が必要か」「既存の部署や社内に余っているリソースはないのか」など、全体最適を問い「どの手法が1番成果が上がるか」を問い続けます。そもそも新規部署設立は不要かもしれないし、プロジェクト自体の見直しも発生するかもしれません。
クリティカルシンキングで意見の精度を上げ、より成果の上がる施策を見つけることができるでしょう。

2・業務フローの見直し

顧客様のへのアプローチや、製造工程での無駄とりなど効率化を考えるときに使うと効果を発揮します。

例えば、大事なお客さまへの連絡は通常電話で行っているが、なかなか繋がりにくい業務を改善したいとき「お客さまのライフスタイルによって連絡手法の優先順位が違うかもしれない」、と考え、事前に連絡方法を電話、メール、手紙など確認するフローにしたりなど、より最適化された業務に改善されます。

まとめ

今回はクリティカルシンキングについてご紹介致しました。
クリティカルシンキングは決してネガティブなものではなく、もっといい方法があるのではないか?という客観的な視点を持つことが大事です。
しかし、気をつけなければいけない事は「もっと」を詰めすぎて行動に移せないことです。
突き詰めるとキリがない場合もありますので、適度な落とし所で実行しスピードを落とさないことが重要です。
目的は物事をアップデートさせるための思考法なので、意見を出し合い時代の波に乗り遅れないようにしていきましょう。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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