【マネジメント】社員のやる気がなくなった時のフォローの仕方とマネジメントのチェックポイント

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マネジメント
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マネージャーになると部下のモチベーション管理も任されます。
数値面で見て調子が下がっている、言動に覇気がない、などわかりやすいものもあれば、問題なく働いていたのに月次面談などで退職希望などを出されて、優秀な人材を失う危機を経験することもあります。

そこで今回は、部下のやる気が下がった時の対処方や見落としを防ぐ注意点のお話しを致します。

この記事でわかること

①やる気(モチベーション)が下がるきっかけ
②退職を防ぐマネジメントのチェックポイント
③まとめ|部下の立場で話ができることが大切
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やる気(モチベーション)が下がるきっかけ

やる気が下がる時や、退職前の心情の変化には主に3つのポイントが存在します。

①仕事に対する限界
②キャリアに対する限界
③プライベートの環境

順にご説明致します。

①仕事に対する限界

仕事が自身に合っていない、という根本的な場合もありますが主に「人間関係」「コミュニケーション不全」などから発生することが多いです。

うまく意見が言えなかったり、議論ができない環境であれば「どうせ言っても無駄だし・・・」などアウトプットに対して正当に評価されないことで存在価値を見失ったり、人間関係がうまくいかず働きにくい環境であれば「もうここにいたくない」と思い、パフォーマンスが発揮できない状況だと、現状の仕事に対して限界を感じモチベーションが下がっていきます。

②キャリアに対する限界

キャリアアップが管理職だけでなく、プロフェッショナルな専門業務で認められる仕組みや、プロセスを評価する仕組みが弱いと、キャリアに対する限界を感じてモチベーションが下がっていきます。

例えば、仕事がマンネリ化してきて「新しい成長の機会や学びがない」や「この人みたいになりたい」「こんな感じで仕事がしてみたい」などステップアップするイメージが掴めない「ロールモデル」が見つからない環境も同様です。

③プライベートの環境

プライベートで問題を抱えている時、例えば家庭の問題や何かの依存症などで仕事のことを考えられなくなったり、結婚などの人生のターニングポイントで生活環境が変わった場合も当てはまります。

職場ではコントロールしにくい部分ではありますが、メンタル的なフォローはできることもあります。

ここで挙げた3点はあくまでも一般的な事例ですが、このような原因を仮定しながら部下や後輩の気持ちを汲み取って、どの辺りに課題がありそうかを振り返ってみると良いでしょう。

退職を防ぐマネジメントのチェックポイント

ここではプライベートの環境以外、職場で対処ができるモチベーションを上げるためにチェックすべき項目をご紹介致します。

①仕事の限界に対してのチェックポイント

・部下の話を聞く時間を面談以外に取っていたか
・部下の意見を聞くときに否定から入っていないか
・人間関係の不釣り合いを現場任せにしていないか
・仕事を与える際、この仕事にどんな意味があるのかどんな社会貢献をしているか「動機つけ」ができていたか
・コミュニケーションが業務連絡のみで、褒めたり感謝したりなどしていない
・本人の努力に対して業績が上がっていない時、フォローができていたか

②キャリアの限界に対するチェックポイント

・新たな仕事のチャレンジを与えていたか、仕事を任せていたか
・今後のライフプランニングやキャリアを話す機会が不足していないか
・仕事に対して正当な評価、フィードバックができているか

チェックポイントとして、現場のマネジメントやコミュニケーションで管理職が伝えきれなかったこと、管理が行き届かなかったことなど、意思疎通のすれ違いが問題である確率が高い項目が実は多いです。

言い換えると、モチベーションが低くなる状況には間接的にマネジメントで防ぐことができることが多いのです。

だからこそ普段部下と接する際は、上記のポイントを気にしながら客観的に振り返ってみるとマネジメントの完成度も高くなってくるでしょう。

③まとめ|部下の立場で理解することが大切

今回は社員のやる気がなくなった時のフォローの仕方とマネジメントのチェックポイントのお話しをしました。

まずやる気がなくなるポイントとしては、

①仕事に対する限界
②キャリアに対する限界
③プライベートの環境

以上の3つが関わっている場合がほとんどです。

今回のチェックポイントはあくまでも「部下の立場になって考える」プロセスの一部です。

重要なのはやる気を無くさせないこと。

仕事に意欲を持って取り組んでもらい部下の人生にも成長を与えることで組織の成果も上がってきます。

目先の成果や業務指示だけではなく、会社の仕事が相手にとってどんなメリットがあり、
どのように社会と関わっているかなど、視点を変えて語りかけることがやる気を失わないマネジメントの1つでしょう。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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