1回でなかなか指示が通らない・・・
いつも繰り返し指摘をする部下がいる・・・
など、効率よく仕事を回してチームを動かしたいと悩む管理職は多いと存じます。
部下を教育して、アクションに変化を起こさせたいけど、人の行動を変えることは容易ではありません。
指示ひとつとっても人それぞれ性格が違うので、同じことを言っても受け取り方が違います。
そのため、確実に行動を促したい時は、指示の出し方も人によって変えないといけない場面もあります。
しかし管理職ともなると、部下全てにコミュニケーション方法を合わせて対応することは、人数が多すぎて難しい場合もあるでしょう。
そこで今回はコミュニケーションの基礎となる3つのポイントを見直し、どのようなシチュエーションにも応用できる伝え方をお話しいたします。
この記事でわかること
②まとめ
コミュニケーション3つの基礎
相手の行動を変えるのは難しいですが、自分の行動は意識次第でいくらでも変えられます。
ですので、他人の行動を変えるためには自分の接し方を変えた方が問題解決はスムーズにいく場合が多いです。
接し方を変えるポイントとして以下の3つがあります。
感情的にならない
焦らない
順に解説します。
1・「短く、具体的」に伝える
結論ファーストでものを伝えることが、人を動かす重要なポイントです。
一番して欲しいことを、一番最初に言えば、相手も聞く準備ができるからです。
「指示が通らない」「もう一度聞かれる」という場合は、こちらの指示の出し方に問題があります。
結論が最初に来ないと、伝えたいことが曖昧になりやすく、情報が多い場合は理解が追いつきません。
要領の良い部下や人材であれば要点を察して行動に移せますが、1から10まで理解して行動に移すタイプは、一度に情報を与えると
覚えきれません。
また、要領よくやる人材でも情報量が多ければ理解度も落ち、こちらが本来してほしい内容とは違った結果になることもあるでしょう。
ですので、結論から「短く、具体的」に伝えることで、「何をすべきか」を理解しやすく、行動に移しやすくなります。
2・感情的にならない
指示を出したり教育する立場でも、人間ですので感情があります。
体調がよくない時や、上手くいかないことがあった時などイライラしやすい状況もあるでしょう。
また、忙しい状況だとどうしても言い方がキツくなったりもします。
どれも致し方ないことではありますが、周りからすればご機嫌を伺うような感じにもなり、話しかけにくくなっていく一方でしょう。
悪い印象は挽回するのにも大きな労力を要します。
コミュニケーションを阻害するデメリットが多いと理解しましょう。
3・焦らない
指示がうまく通らなかったり、何度も同じことを聞いてくる部下がいたりした場合、必ず原因があります。
こちらの指示の出し方の場合もあれば、部下のモチベーションも関わっていることもあります。
指示の出し方であれば、こちらでコントロールができますが、部下のモチベーションに関しては丁寧に接する必要があります。
仕事に対しての悩みや、プライベートな問題などで、仕事の成果に影響することは多々あります。
ないをやってもうまくいかない時は、一度立ち止まり、部下一人ひとりと向き合うことで
それぞれの問題が浮き彫りになり改善策が見えてくる場合があります。
うまくいかない時こそ焦らず、現状の棚卸をする意図で現場を見直すと良いかもしれません。
まとめ
今回は部下のアクションを変える3つのポイントとして、コミュニケーションの基礎のお話をしました。
伝え方は「短く、具体的」に行い、うまくいかなくてもできるだけイライラした感情を持ち込まず、冷静に現場と向き合うと管理職の自分がどう立ち回れば良いかが見えてきます。
人数や職種など現場により対応策は変わりますが、今回お話しした3つの基礎は普遍的な要素です。
現場の運営に少し戸惑っている場合は、部下に寄り添う形で、自身の行動を変えて見直すとよいでしょう。
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