【人材育成】社会人基礎力とは|身につけるといい能力3選

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人材育成
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新卒採用を実施している会社では、新入社員研修などで
「社会人基礎力」に注目してグループワークを行ったりして、現場に入る前に働く上で重要なスキルの基礎を教える場面が増えてきています。

管理職に関しても実は常にアップデートが必要なスキルなのです。

理由は働き方改革や多様性のある人材をマネジメントする機会が増えるからです。

そこで今回は「社会人基礎力」についてお話ししてみたいと思います。

この記事でわかること

①社会基礎力とは
②社会人基礎力を構成する要素|身につけたい能力3戦
③ 長期的に磨くべき社会人基礎力の見つけ方
④まとめ
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社会基礎力とは

「社会人基礎力」とは経済産業省が2006年に提唱した能力のことで、職場や地域社会で多様な人々と仕事をするための基礎力と定義されています。

時代背景として「教育が育む能力」と「産業が求める能力」に乖離が生まれ、「ニート」と称される「若年無業者」が社会問題になったことです。
これを改善するために経済産業省が必要な能力を語源化するに至りました。

また、平均寿命も長くなりこれまで以上に長く社会と関わり続けると言われるよになり、「ライスステージの各段階で求められる力」としても定義されており、学生から社会人まで長期に活躍することを目的に作られました。

・社会人基礎力が重要である理由

現在の日本は前途で示したように、経済状況の影響も含め働く期間が長くなりつつあります。
その中で活躍できる人材としていきぬくために「絶えず学び続けて、必要な能力を磨く」ことが求められつつあります。

業界や職種により専門的なスキルや知識は異なりますが、「社会人基礎力」はどの業界、職種にも必要とされている、社会人のマインドセットです。

特に新入社員に関しては社会人基礎力を身につけさせることで、個人のレベルもあがり、企業成長にもつながります。

多様性が求められる時代に「社会人基礎力」が企業成長を左右する要素だからこそ注目されています。

社会人基礎力を構成する要素|身につけたい能力3選

「社会人基礎力」は以下3つの能力と12の要素から構成されています。

■前に踏み出す力(能力①)

前向きにチャレンジし続けるスキルです。
問題に対しても当事者意識を持てるので、身につくと柔軟な対応が可能になります。

1・主体性:リーダーシップを持って取り組める
2・働きかけ:他人に働きかけ引っ張る力
3・実行力:すぐに行動に移せる、目的を見出せる

■考え抜く力(能力②)

ロジカルに物事を捉えて答えを出すだけでなく、自ら課題提起を行い、改善から改革を起こすことができます。

4・課題発見:現状把握、分析して課題を見つける力
5・計画力:見つけた課題に対してプロセスを明確にする力
6・創造力:問題を解決した先に新しい価値を生み出す力

■チームで働く力(能力③)

組織内での協調性だけでなく、性別年齢国籍関係なく多様なコネクションを持ったり、協働を生み出す力です。

7・発信力:自分の意見をわかりやすく発信する力
8・傾聴力:相手の意見を受け入れる力
9・柔軟性:意見の違いや個性、価値観の違いを理解する力
10・状況把握力:自分と社会の関係性や物事の原理原則を理解する力
11・規律性:社会人として規律ある行動を取れる力
12・ストレスコントロール:自分をしっかり理解して、ストレスの発生源にも対処できる力

以上3つの能力を1つずつ振り返り、そのときに必要な要素を積み重なることで長期に渡り活躍し続ける人材になることが可能です。

その中でも3つのポイントに絞って定期的に振り返ると良い視点があります。

長期的に磨くべき社会人基礎力の見つけ方

①目的「どうやって活躍するか」

「自己実現・社会貢献」を軸に行動する視点です。
ライフステージが上がるにつれて企業内で「どう活躍するか」も大事ですが、社会に対しても「どう関わっていくか」も重要になってきます。
そのようなときに「能力①前に踏み出す力」の要素が必要になっています。

②インプット「何を学ぶか」

目的のために何を学ぶべきかという視点です。
時代の変化に合わせて課題も常に変化します。
自分の強みや弱みを理解して、どのように課題にアジャストして強みを活かせるかは表面だけの学びでなく、積み重ねた知識と組み合わせていくことが重要です。
この視点を持つには「能力②の考え抜く力」の要素が役に立ちます。

③アウトプット「どのように学ぶか」

②で学ぶべきものがわかったとき、どこで学べば1番効率がいいか見極める視点です。

成長するためには一人でインプットしても生産性はありません。
今ではコミュニティに参加することは1番効率のいい学びという傾向があります。

理由はコミュニティには多様な知識、経験を持った人がいるので、そこで吸収しアウトプットすることで成長し続ける人材になれます。
この視点をうまく取り入れるためには「能力③チームで働く力」の要素が必要です。

「社会人基礎力の3つの能力とそれに付随する、12の要素を身に付けつつ、基礎力を磨き続ける3つの視点で自身を振り返ることで、未来のキャリアを切り拓き続けることが可能です。

まとめ

今回は、管理職にも必要な個人の成長と企業の成長に欠かせない「社会人基礎力」についてお話しいたしました。

社会人基礎力の重要性について頭で理解していることと、実際に社会人基礎力を身につけて仕事で実践できるようになるまでには時間もかかります。

今からでもすこしづつ振り返り、新入社員と一緒に取り組んでいくと活躍し続ける人材になれるはずです。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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