【人材育成】丁寧すぎるのは逆効果|マイクロマネジメントとは

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人材育成
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チームを大事にして丁寧にマネジメントしているマネージャーは、管理職の鑑です。

しかし成長を妨げる「マイクロマネジメント」という言葉をご存知でしょうか。

「丁寧にかつ熱心に指導しているのに、チームの自主性がなかなか育たない」

もしそう思い当たることがあるとしたら、あなたもマイクロマネジメントをしてしまっている可能性があります。

この機会に一度、自身のマネジメントを振り返ってみましょう。

この記事でわかること

①マイクロマネジメントとは
②マクロマネジメントを防ぐにはプロセス管理が有効
③まとめ|仕事を任せる勇気と失敗を許す余裕を持とう
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マイクロマネジメントとは

マイクロマネジメントとは「部下の意欲を奪う行為」です。

上司が良かれと思ってフォローしたことが、部下の仕事を奪うことになったり、部下自身が考え自分で決める余地がない仕事が増えたりして「自分は役に立っているのか?」と職場での存在意義を疑うことがマイクロマネジメントによって生まれます。

その一例を挙げてみましょう。

・詳細な業務報告を要求して監視に近いマネジメント
・提出物のフォーマットや提出方法を細かく指示し、ミスを許さない
・一挙手一投足までこまな指示をして型にはめる
・部下の業務の全ての意思決定に関わり承認をする
・部下の仕事にも自分と同じクォリティを求める

上記の事例は、全員がルールを守ることり業務を円滑に進める上で大事なことだったりしますが、やりすぎると部下の意欲を奪う行為になってしまいがちなものです。

また、人は細かく指示されると「それだけ信頼されてないのかな」と感じやすく、自信を奪い自主性も下げ次第にやる気も失わせていくようになります。

初めのうちは1から10まで指導することは必要ですが、業務の完成度が上がってきたらチェックするポイントを変えて、
部下を尊重するようにしていくことが大事です。

マクロマネジメントを防ぐにはプロセス管理が有効

マイクロマネジメントに陥りやすい時は、仕事の成果をギリギリまで求める姿勢や質を追求したい時に発生しやすいです。
また、普段から責任を感じ現場がうまく回っているかどうか気になる気質の人も過剰に現場に干渉してマイクロマネジメントに陥ってしまうケースがあります。

そこで重要なのが「適切なプロセス管理」です。

気になるポイントで報告をもらっていたら、把握したい上司にとっては安心材料ですが現場で動いている部下にとっては、無意味な報告が多く、報告のためにクロージングのタイミングを逃してしまったりしては本末転倒です。

では「適切なプロセスとはどのようなものか」を整理すると、ミスをしそうなタイミングと成果が上がるタイミングです。

適切なプロセス管理のポイント

ミスを防ぎ、成果を最大限に上げることがマネージャーのミッションですので、
①大きなミスにつながりそうなタイミングの前に一回現状把。
②成果を決定つけるタイミングの前に一回部下の考えを確認。

この2つのプロセスを把握していれば、部下のスキルを信頼して任せても安全圏でマネジメント可能ですし、万が一何か起こった場合、ミスにつながりそうなタイミングの前に把握した内容をポイントにフォローに入り、部下の何がダメだったかを的確に指導することも可能になります。

全ての意思決定にかかわらず、重要なポイントのみ確認し、部下の考えやアクションの方向性が適切か判断しアドバイスを送るだけで良いでしょう。

そうすることで、部下は見守られている安心感と同時に仕事を任されている責任感も感じ、自発的な行動が多くなってきます。

まとめ|仕事を任せる勇気と失敗を許す余裕を持とう

今回はマイクロマネジメントについてお話ししました。

マイクロマネジメントとは「部下の成長意欲を奪う」ことです。

仕事のクォリティを高めて失敗を避けるのもマネージャーの役割ですが、そればかり気になってしまうと目の前の成果のみに注目してしまいマイクロマネジメントに陥ってしまいます。

それを防ぐためにも、部下の成長を奪わずに仕事を任せるマネジメントを意識して、適切なポイントを見極めモチベーションを管理することも大事です。

任せると言っても、業務の丸投げさえしなければ大抵のミスや失敗は初動でリカバリーできるでしょう。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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