コミュニケーションの活性化と社員のモチベーションを上げることは、どの企業にも当てはまる課題です。
一時的にインセンティブなどで社員のモチベーションは上がりますが、根本的な解決ではありません。
そこで今回は、すぐできて尚且つコミュニケーションが活性化する方法をご紹介致します。
この記事でわかること
②感謝をポイント化するメリット・デメリット
③まとめ
「ありがとう」や感謝をポイント化すると仕事がしやすくなる
まず、ありがとうや感謝の気持ちをポイント化すると言っても、具体的にどのようにするかでずが、よく使われる仕組みは「サンクスカード」という仕組みを使う企業が多いです。
2、3言書けるような名刺サイズくらいの紙やチャットなどを用いいて、例えば「先日は資料制作を手伝ってくれてありがとう」「営業電話の対応してくれてありがとう」など些細なことでも、感謝に気づいたら言語化します。
このサンクスカードは上司が多く書く仕組みです。
必然的に接する人数が、一般社員と違うということもありますが、マネジメントの強化として「部下のいいところ」に気づくためです。
企業によってはサンクスカードを送る枚数を決めて、わずかながらプロセス評価に直結させていることもあります。
些細なことでも感謝を伝えるためには、周りの行動に気を配らないといけません。
また、普段当たり前のようなことでも言語化することで、新たな気づきを得られたり、間接的なコミュニケーションでも関係性を築くきっかけになりますので、円滑なコミュニケーションの一環として役に立つ仕組みです。
感謝をポイント化するメリット・デメリット
当たり前に行っている「感謝の気持ち」をわざわざ文章にして、かつ数値化までするのに抵抗感を持つ方もいらっしゃるでしょう。
しかし、この仕組みや取り組みには従業員のエンゲージメントに深く関わってきます。
感謝の気持ちの数値化のメリット、デメリットをご紹介します。
メリット
・団結力やチームワークが向上する
・感謝されることでやりがいを感じる
・自分の役割が明確になる
・コミュニケーションの活性化によりイノベーションを起こしやすくなる
・働きやすい職場環境を作れる
・離職率が下がる
メリットの根幹として、人に感謝をする習慣が身につきます。
しかし気恥ずかしさや、素直に言えない人もいるでしょう。
そのような人達も自然と「ありがとう」を伝えられるようになるのがこの仕組みです。
企業として仕組み化しているので、ゲームのような感覚で活用できる点が、上記のようなメリットをもたらします。
小さな積み重ねで、すぐに効果が上がるものではありませんが企業文化として根付いたとき、会社自体を強くする仕組みになり得ます。
デメリット
・形骸化してしまい社員の負担にしかならない
実際、デメリットの方が少ない仕組みです。
しかし、簡単にできることはすぐに形骸化し、うまく活かせないのも事実です。
導入の際は、しっかり意図を伝え、この取り組みが企業を変えるきっかけになるように取り組まないと、社員の業務負担になってしまうので注意が必要です。
まとめ
今回は感謝をポイント化するメリット、デメリットについてご紹介致しました。
すぐに効果が出る取り組みではありませんが、感謝を形にする仕組みは、従業エンゲージメントを高め企業を強くします。
すぐに形骸化してしまうデメリットをクリアするために、まずは管理職が重要性を理解し積極的に取り組むことで、企業文化として根付くことでしょう。
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