【マネジメント】扱いにくい人材の対処と伸ばし方

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マネジメント
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マネージャーになると部下人数も増え、さまざまな性格の人と接する機会が増えます。

特に「我が強い・わがまま」など、扱いにくい人格を持つ人材がいた場合、計画通りに仕事が進まなかったり、チームワークを意識して心理的に消耗したりする場面が出てきます。

そこで今回はチームをまとめるためにも、扱いにくい人材に対しての接し方と伸ばし方のお話をします。

この記事でわかること

①扱いにくい人材への7つの対処法
②扱いにくい人材の伸ばし方
③まとめ
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扱いにくい人材への7つの対処法

扱いにくい人材と言ってもさまざまな「扱いにくさ」があると思います。
性格的に扱いにくい人材や、個人の能力がチームに不釣り合いな場合など、パーソナルからフィジカルまで要因があるでしょう。

それらは簡単に変えることは難しいですが、以下7つの対処を行うことで良好な関係を築けたり、現場を円滑に回すことが可能になります。

1・相手を受け入れる
2・相手の強みを伸ばす
3・率直な意見を伝える
4・仕事以外の時間を共有する
5・成果にスポットを当てる
6・相手の行動の意図を考える
7・第三者を活用する

順に解説します。

1・相手を受け入れる

どんな人材でもまずは受け入れることをします。
仕事の成果や経歴など関係なく、まずは人格を認める、存在を受け入れるようにしましょう。
人間同士のコミュニケーションは「信頼関係」が重要です。
具体的には相手を否定しないことが受け入れることに繋がります。

2・相手の強みを伸ばす

ダメなところを修正するより、相手の強みを伸ばした方が教育にも有効です。
例えば「わがまま」な性格であっても、見方をかえれば自分の意見を持っていたり、やり通す力があったりなどビジネスに不可欠な強みを発揮する場合もあります。
マイナスイメージは持たず、強みを伸ばすという視点で接すると自ずと伸ばすべき点が見えてきます。

3・率直な意見を伝える

関係性を築くためにも忖度せず、率直な意見をいう必要があります。
良いことも悪いことも率直に伝えるためには、日頃から部下の行動に目を向ける必要があります。

それが相手を理解することに繋がり、相手を知った上での具体的な意見は相手にも伝わりやすく、信頼関係も築け、仕事の成果につながっていきます。

4・仕事以外の時間を共有する

仕事の現場ではなかなか本音は言いにくいものです。
可能であれば、ランチタイムなどを利用して、OFFの状態で部下と交流する場面を作ってみましょう。
普段の業務ではわからない考え方など、見えてこなかった側面が見えるかもしれません。

5・成果にスポットを当てる

我が強い人材は個人のパフォーマンスが高い場合があります。
扱いにくい部分は困った状態ですが、それで成果が出ているのであれば、その点を評価しないわけにはいきません。

上司はあくまでも部下の成果にフォーカスし、客観的な判断をするように心がけましょう。

この際に注意したいのが、組織全体での視点を忘れないということです。わがままな仕事をして、その部下自身の成果が上がっていたとしても、チームの成果や生産性が下がっていては元も子もありません。

6・相手の行動の意図を考える

行動には必ず動機があります。
結果として、上手くいかなくても本人は良かれと思って行動しているかもしれません。
チームのコンセンサスを取りながら一人ひとりの意見をまとめるのは難しい作業ですが、目指す目的が一緒であれば行動を正すことも可能です。

部下の考えていることを注意深く観察したり、じっくりと話を聞くことから問題点が見えてくるでしょう。

7・第三者を活用する

マンパワー的に複数の部下に対してマネジメントをしているので、自分の力だけで何とかしようとするのではなく、第三者の力を借りるというのも有効です。

例えばマネージャーの立場はトップダウンの力が強いので、ちょっとした指摘は部下にとって大きな指摘に受け止められます。

客観的な立場で物事が見れる人事や、同じ立場の同僚や後輩を通じての注意も有効に働く場合があります。

扱いにくい人材の伸ばし方

扱いにくい人材の伸ばし方は、まずは相手がどんな特性があるのかを見極める必要があります。

自ら動ける人材であれば、ある程度裁量を与えて自信をつけさせるのも有効でしょう。

性格的にわがままでいうことを聞かない人材であれば、なんで反発ばかりするのかを冷静に観察する必要があります。

根本的に組織に馴染んでいなかったり、仕事に不満がある場合は、人事の介入も必要です。

自分の思い通りにやれないことで反発していうことを聞かないのであれば、現場のやり方と本人のやり方、最適解を擦り合わせる作業が必要です。
この場合はチームで議論する必要もありますが、根本的には問題を受け止め、仕事の成果を出すことをブラさずに活かせる意見は活かすようなマネジメントをすることで、扱いにくい人材の強みも活かすことができてチームを成長させることもできるでしょう。

まとめ

今回は扱いにくい人材の対処と伸ばし方についてご紹介しました。

扱いにくい人材と言っても、能力はあり個性を活かせば充分にチームに貢献する戦力になります。

全ては相手を否定しないコミュニケーションが重要であり、信頼関係を築くことが重要です。

意識しておきたいことは「他人は変えることができない」という点です。
問題点も見方を変えれば強みになる場合もあります。

全体最適を考えて行動することが今の社会の常識ではありますが、多様性が重要視される現在では、相手を受け入れ最適解を見つけるアクションができるマネージャーが求められる社会かもしれません。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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