マネージャーも人間ですので、悩みを抱えていたり仕事が順調でなかったりして、仕事に対してやる気がでない、というかたも多いでしょう。
いくら仕事とはいえ、常にモチベーション高くやる気がある状態を維持するのは難しいことです。
そこで今回は、仕事に対してやる気を感じない主な原因とその対処法についてお話致します。
この記事で分かること
②やる気が出ないときの対処法としてはいけない行動
③まとめ
やる気がでない主な原因
仕事でなんとなくやる気が出ない、気分が乗らないという状態はどんな人でも経験しています。
そして、それがなくなることもないでしょう。
では実際にどんな時が「やる気」を出せない時なのか、原因を見ていきましょう。
1・心身が疲弊している
残業や連勤が続いたりして、心身共に疲弊しているときはやる気を失います。
体力や精神力のキャパシティは人それぞれなので、通常勤務でも疲弊するときもあるでしょう。
また精神的なプレッシャーを感じる期間が長いと、突然無気力になるときもあります。
とにかく疲れた状態では本来のポテンシャルを発揮することは誰もが難しい事です。
このようなときは生活習慣が崩れている時が多いので、できる限り意識して生活リズムを重視することが必要です。
2・人間関係・職場環境がよくない
上司、同僚と上手くコミュニケーションがとれない、折り合いが合わない時も、やる気を出すことができなくなります。
職場の悩みや問題の8割が人間関係から発生しているといわれています。
特に組織活動をするなかで「嫌われたらどうしよう」「使えないやつだとおもわれたくない」などネガティブな思考があると委縮してしまったりストレスがたまったり、モチベーションが低下する傾向にあります。
また、同じチーム内でコンセンサスがとれていなかったり、やる気のない人の影響を受けてしまったりすると「このチームでがんばる」という意識も薄れ、孤立した状態になり心身に負担がかかる場合もあります。
3・評価や給料に納得できない
評価や給与は明確な指標のもと、決まっている企業がほとんどでしょう。
それが前提にあり「納得できない」状況を作っているのであれば、コミュニケーション不足が原因といえるでしょう。
成果ももちろん大事ですが、プロセスを評価されなかったり、そもそも事業で利益が上がっていなく、従業員に還元できるリソースがない状況を知らされていないなど、状況は様々あります。
その会社の状況で正当な評価、給料を従業員が理解していないと評価に納得できない状況を作り、やる気も低下します。
4・仕事がマンネリ化している
やりなれた仕事を安定的にできることは素晴らしいことです。
マンネリ化を感じるときは、動機を見失っている可能性があります。
ステップアップやスキルアップももちろん重要ですが、その仕事が誰の役に立っているか、自分のためになっているかなど目的を失ってる時もやる気を失うきっかけになります。
やる気が出ないときの対処法としてはいけない行動
では、実際にやる気を失った時の対処法をご紹介します。
1・無理せずに休む
業務上、休むことが難しい場面もあるでしょう。
しかし、それでは現状は変わりません。
業務過多を感じるのであれば、上司や同僚に相談しましょう。
ここではずしてほしいマインドブロックは「上司や同僚も忙しいから相談しにくい」というマインドです。
確かに上司同僚も忙しいかもしれませんが、チームで動いている以上状況報告は不可欠です。
相談することにより、上司同僚などのチームの課題も出てきて全員で解決に向かうきっかけにもつながります。
また、オンとオフをしっかり区別することも重要です。
まじめで素直な人ほどオフの時にも仕事のことを考えがちです。特に管理職ともなると、休まる時間も少ないと思います。
そのようなときは「ポモドーロテクニック」という集中力を維持するテクニックを使うと効果的です。
ポモドーロテクニックとは「30分集中して作業し、5分休憩」するなど短く集中して、短く休むというテクニックです。
集中力の切り替えが上手くなれば、オンとオフの切り替えも上手くなり、上手に休むコツがつかめてきます。
2・適度に身体を動かす
やる気が出ない時や、メンタルが落ち込んでいるときは身体を動かす事でほぐれる場合もあります。
身体も動かすのが大変なら、睡眠をとにかく取り体力の回復を優先して下さい。
心は身体とつながっておりますので、あまり無理せずストレッチや筋トレ、ウォーキングなどがお勧めです。
適度に身体を動かす事で、気が紛れストレスが軽減するだけでなく血の巡りがよくなり、頭がすっきりする効果もあります。
3・やってしまったことや未来を考えず「今」に注目する
やってしまった失敗や過去の出来事は変えることはできません。
そしてこれから起こることを気にしすぎて不安になっても、その問題に対して結果は今すぐ変わりません。
過去を振り返り、未来に向けて準備することはビジネスでも重要ですが、「今なにができるか」に注目すると最初の一歩が踏み出しやすくなります。
例えば明日、クレーム処理があり気分が乗らない場合「怒られたらどうしよう」「解決できなかったらどうしよう」など、まだ発生していないことに注目して思考が固まり、憂鬱になりがちです。
ここで注目すべきは、クレームの原因になったことに対しての対処です。
行うべき対処もおそらく2,3通りほどでしょう。
そして一番困っているのはクレームを入れた相手です。
現実を整理すると、おのずと自分が今やるべき事が見えてきてポジティブに捉えられて来ます。
今悩んでいる漠然な不安や悩みのほとんどは未来には発生しないものです。
問題が発生したとしてもまったく別物で、対処できる問題しかおこらない事がほとんどですので、現在に注目し、自身が健全にいれるようにアクションを起こしたほうが上手くいく事が多いです。
4・環境を変えてみる、違う場所の情報を手に入れる
今の職場に不満があったりした場合、転職や副業など自身の環境を変えるアクションをお勧めします。
しかし気を付けなければいけないのが、見切り発車です。
あくまでも慎重に、できることから環境を変えてみると上手くいきます。
例えば、すぐに転職を決めずに転職サイトなどに登録し自身の価値を改めて見直してみたり、どんな仕事があるかなどを見るだけでも意識が変わってきますし、フリーランスや副業のコミュニティに入って、情報を集めてもよいでしょう。
実際に転職活動や副業を始めなくても、情報に触れるだけで「今の自分に何ができるか」が見えてきますので、前向きな思考になってくるでしょう。
やる気がないときにやってはいけない行動
やる気が出ない時にやってはいけない行動を2つご紹介します。
1・自分を責める
反省することは大事ですが、ただ「自分はだめだ」と思うだけでは解決になりません。
やる気が出ないことは誰にでもおこる事です。
もし、やる気がです自分を責める事があれば、自分がどうなりたいか、どうすれば楽になるかを考えてみましょう。
2・周囲と比べる
上手くいかない時は、周りがどうしても気になります。
同僚や部下、上司だけでなくSNSなどでも周りの成果や生活と比べてしまうこともあるでしょう。
そうすると「まわりより自分は劣っている」と思い込んでしまいます。
しかし実際は比べている周りの人も問題を抱え、あなたの成果とはまったく関係ない事がほとんどです。
周りと比べてしまうときは、過去の自分と比べて今はどうか、自分はどうしていきたいのか、という点に注目するのが正解です。
まとめ
今回は、仕事にやる気を感じない主な原因とその対処法などについて紹介しました。
やる気が出ないことは立場や役職関係なく、起こります。
そのようなときは他人とくらべず、やってしまった過去やまだ起きていない未来に視点を向けるのではなく「現在」を意識しましょう。
今の積み重ねのみができる事ですので、小さくても少しでも今できることから始めると物事は好転していくでしょう。
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