初対面の商談や面談、新人研修では慣れない環境で緊張する人も多いのではないでしょうか。
そのような時、合間にアイスブレイクを取り入れることで、緊張がほぐれ充実した内容になることがあります。
しかし、アイスブレイクを正しく理解していなければ質を高めることはできません。
特に研修の担当者はアイスブレイクの意味を正しく理解し、計画や準備を進める必要があります。
そこで今回は、さまざまな場面でアイスブレイクを取り入れるメリットや具体例をご紹介致します。
この記事でわかること
②アイスブレイクのメリット
③アイスブレイクの具体例
④まとめ
アイスブレイクとは
アイスブレイクは参加者の緊張を和らげ、場の雰囲気を良くするために行われる手段のことです。
特に研修や会議の場において、参加者同士が話しやすい雰囲気を作るのに良く使われます。
例えば、社外研修を行う場合、面識のない人同士が参加すると共通の話題がなかったり、緊張から会話が弾まないため、参加者同士が会話しやすい場を設ける必要があります。
そこにアイスブレイクを取り入れておくと参加者同士が話すきっかけを作り、交流を深めやすくなります。
アイスブレイクは研修や会議が始める前や休憩時間に行うと、効果が出やすくなるでしょう。
アイスブレイクのメリット
アイスブレイクにはいくつかのメリットがあります。
緊張を和らげる以外にも複数のメリットがあるため、取り入れることをおすすめします。
以下がアイスブレイクを行うメリットです。
緊張が和らぐ
会議や研修の質が高くなる
参加者同士の仲が深められる
アイスブレイクは研修や会議の質を高め、生産性を向上させる効果が期待できます。
ここでは、アイスブレイクのメリットについて項目ごとに解説します。
緊張が和らぐ
アイスブレイクで参加者の緊張が和らぎます。
初対面の参加者同士がアイスブレイクを通じ、面識ができるからです。
例えば、参加者同士がゲーム性のある自己紹介などを行うことで、仕事以外の内容で話す機会ができます。
さらに、参加者同士がお互いを知る機会にもなるため、その後のやり取りが行いやすくなるでしょう。
そのため、アイスブレイクは研修や会議など、緊張感が漂う場面で特に効果があります。
研修や複数の部署が集まる会議では、アイスブレイクを積極的に取り入れると効果が実感できるでしょう。
会議や研修の質が高くなる
2つ目のメリットは、会議や研修の質が良くなります。
参加者の緊張が和らぐことで、様々な意見が出やすくなります。
例えば、複数人のグループに分かれた際に落ち着いた状態で話し合うと参加者同士が意見を出し合い、メンバーの意図を汲み取った答えに導きやすくなります。
また、グループ内で役割を分担しまとめ役や報告役などそれぞれが得意な役割をになっていると、効率的に会議や研修が進められます。
参加者同士の仲を深められる
3つ目のメリットは、参加者同士の仲が深められることです。
例えば、社外研修や初めて行うプロジェクトのミーティングで、参加者が2人1組で自己紹介を行う場合、お互いの情報を知ることができます。
アイスブレイクは、社員同士の交流ができるきっかけになります。
新たな仕事を行う上で異なる部署同士が協力する際には、面識のある社員同士ならスムーズに進めやすいでしょう。研修や会議でアイスブレイクを行い、参加者同士のコミュニケーションを活性化させるようにしてみましょう。
アイスブレイクの具体例
では具体的に比較的実行しやすいアイスブレイクをご紹介致します。
他己紹介
積木式自己紹介
GOOD&NEW
上記の内容は、特に事前準備など必要なく、かつコミュニケーションを取れるものです。
ここでは、詳しい内容を項目ごとに解説します。
他己紹介
他己紹介は2人1組に分かれ、お互いにインタビューをします。
そして、インタビューしたほうが参加者の前でペアを組んだ人のことを紹介するのです。
メリットとして参加者はペアを組んだ人のことを詳しく知ることができ、仲が深まるでしょう。
また、相手の話を聞く力や他の人に伝える力などが養えます。
新人研修や外部研修で多く取り入れられているアイスブレイクです。
積木式自己紹介
積木式自己紹介は順番に自己紹介を行いますが、自分の紹介だけでなく発表した前の参加者の情報も話に入れていきます。
順番に自己紹介した参加者のことにも触れるため、記憶力が求められます。
また、参加者は他の人の自己紹介に耳を傾けるようになり、多くの人の情報を把握できるでしょう。面識が無い人の集まりの場合は、お互いを知る良い機会になるでしょう。
こちらも新人研修や外部研修で役に立ちますし、新しいプロジェクトを始める時のミーティングで行っても良いかも知れません。
GOOD&NEW
GOOD&NEWとは参加者が24時間以内にあった良い出来事を発表します。
発表後、他の参加者は発言者を拍手で迎えて下さい。
発言者と他の参加者は良い情報を共有できるため、一体感が生まれるでしょう。
こちらも研修でも活用できますし、定例会議などの場面でも活用すると、ルーティンで硬い会議の雰囲気を崩せ、発言しやすい空気を作ることもできるでしょう。
もし発言者がネガティブな内容になった場合、仕切る人がアドバイスやフォローを入れ、サポートすると良いかも知れません。
まとめ
今回はアイスブレイクについてご紹介しました。
アイスブレイクは有効に使えば、社員のポテンシャルを引き出せます。
参加者の緊張を和らげることができるため、面識の無い人同士の研修や会議で効果が期待できますし、また、参加者同士が話すきっかけになり、ディスカッションが盛り上がるため、シナジーも生まれやすいでしょう。
アイスブレイクは研修や会議の質を高めるために有効な方法です。
管理職はアイスブレイクを積極的に取り入れ、現場が円滑に進むようにしましょう。
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