マネージャーも感情のある人間です。
全ての人とうまくコミュニケーションを重ねることは難しいときもあるでしょう。
特に指導の場面では相手に合わせる場面も多くなり、感情的になりそうなことも多くなりがちです。
そこで今回はどうしてもストレスを感じたり、イライラしてしまう原因と対処法のお話をしたいと思います。
この記事でわかること
②ストレスの対処法
③まとめ
指導がストレスになる原因
まず指導にあたってストレスの原因となることが3つあります。
1、マネジメント力が不足している
2、人間関係
3、マネージャーが向いていない
順に説明していきます。
マネジメント力が不足している
この原因はマネージャーや指導役になったばかりの頃に問題になりやすいことです。
「もうちょっとこうしたらよかった」「上司のような指導をしたい」という理想があったりすると力不足を感じ、空回りする傾向があります。
まずは基本的な指導や管理ができるように自分でも意識して、段階を踏んだ能力開発は必要です。
人間関係
万人に同じように接することは難しいです。
自分から「なんか波長が合わない」と思うこともあれば、一方的に「合わない」と部下の方から判断される場合もあります。
このようなどうしようもない場面にストレスを大きく感じる問いがあります。
マネージャーが向いていない
そもそもマネージャーが向いておらず、ストレスになる場合があります。
現場の知識はマネージャーには必要で、幅広く実務もカバーできるという条件もあります。
しかし、実務はできても他人の教育や管理が苦手と言うことはよくあり、実際プレイヤーからマネジメント層にチャレンジすることは間違いではありませんし、必要なプロセスでもあります。
しかし、やってみて資質があるかどうかをちゃんと見極められれば、自ら上司に相談し自分の強みを活かせる仕事にアジャストできるでしょう。
ストレスの対処法
では実際にどのような対処をすれば良いのか、先ほど記載した3つのストレスになる原因に当てはめて考えてみましょう。
マネジメント力が不足している→マネジメント力を上げる
対処としては以下2点です
1・書籍やネットで情報取集する
書籍やネットで体系立てたマネジメント方法を入手して動機付けやコーチングなどの知識をつけて、今まで自分が現場で体験したこととすり合わせると、「上司の指導にはこの意味があったのか」など指導に対して新たな気づきを得ることができます。
2・すでに管理職を経験している上司、または同じ立場の同僚に相談
管理職になると直接指導される場面も少なくなります。
また、会社の規模によっては直属の上司が社長という場合もあるでしょう。しかし、経験者や俯瞰してみれる立場の人間に意見を伺いことが1番効果的です。
また、上の立場の人間に相談しにくい環境であれば同僚と情報を共有することもおすすめです。
うまくいっていることや失敗など、横展開で素早く共有できればお互いに活きた経験を共有できるので有益な情報になるでしょう。
人間関係→チーム編成を変える、指導対象者を変えるなど
どうしても部下との相性が合わない場合は、チーム編成を変えることも視野に入れます。
一度決めたことに対して、変更は悪いとされがちですが合理的に考えて提案するのがマネージャーの仕事でもあります。
人事異動などは経営幹部や人事の承認などが必要ですが、根本的な最適化を図るためにはチーム編成変更は有効です。
お互いに無理をし続けると部下のためにもなりませんし、チーム全体の生産性を阻害することにもなります。
編成変更に至るまでに、ある程度時間をかけ施策を打ち、改善する行為は必要ですがそれが限界に来たときは相談が必須です。
マネージャーが向いていない→プレイヤーとしてプロフェッショナルになる
現場で成果を上げる人材が出世して、決まった階段を上がると言う固定概念を捨てましょう。
マネージャーになれる人材も一握りで、仕事にもやりがいがあると思いますが、向いていない仕事でパフォーマンスを落としては元も子もありません。
大抵の場合は、ステップアップの前段階としてトレーニーになって現場を回したりして向き不向きを確認できる機会もあると思います。
期待の全てに応えたい気持ちもわかりますが、冷静に自分の特性を判断することも重要です。
会社によってはマネジメントを経験しないとステップアップできなかったり、収入面でも選択肢が狭くなる場合もあります。
自分がどのようなキャリアを積みたいか考えてプロフェッショナルとして転職も視野に入れることも必要でしょう。
まとめ
今回は指導がストレスでうまくいかない時の対処法をご紹介しました。
重要なポイントは3つです。
2・人間関係の相性
3・管理職の適正
マネジメント力と人間関係は周りの協力を得て解決できる要素です。
自身と向き合い、基礎から1つずつ改善を積み上げていければ結果に結びつくでしょう。
管理職の適正に関してはチャレンジしてみた結果、向いている向いていないがわかると思います。
これは失敗ととらえず、向き合うことで自己成長の証として今後のキャリアに必ずプラスになるでしょう。
いずれにしても、自身がどのようにキャリアを積みたいかを常に考え柔軟に対応していくことで、指導へのストレスが軽減したり、リカバリーができる施策が打てると思います。
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