言いたいことが中々伝わらない、頭にアイデアがあるけど言葉にするまでに時間がかかる、報告をもっとコンパクトにまとめたい…。
このように何かを伝えるとき、困ったことはございませんか?
コミュニケーションは対面でもテキストでも基本会話です。
今回は知っていくと必ず役に立つ、伝え方の法則を3つご紹介します。
要点を伝えたり、人に行動を促す話の組み立て方を、法則ごとにまとめてますので、ご自身のコミュニケーションの答え合わせに使って頂くと丁度良いかと思います。
ちなみに全部完璧に出来なくても大丈夫です。
会話に取り入れたいところを意識するだけでも効果がでやすいと思います。
仕事の報告であれば、結論ファーストで簡潔に、プレゼンであれば要点をまとめてストーリーも伝わるように、日常会話であれば、空気を読んで自分の気持ちを言葉にしたり。
シチュエーションによって、「あ、ここちょっと取り入れたいな」と思う部分から実践していくと、自分の会話のスタイルも手に入りますので是非最後までご覧くださいませ。
この記事でわかること
まとめ(会話の回し方)
伝え方の法則3選
今回、紹介する例題として「セールス」をベースにご紹介致します。
モノを売るには正しい価値を伝え納得して頂き、行動に促すことが求められます。
これは、「人にお願いごとをする」「興味を持ってもらう」など「交渉」や「付加価値」をつけることにも置き換えられますので、脳内でご自身のシチュエーションに合った内容を思い浮かべて頂けると幸いです。
1・PREP(プレップ)法
1番メジャーな法則
Point(結論)→ Reason(理由)→Example(具体例)→Point(再結論)
の頭文字をとっていて、これさえ押さえればどんな場面でも対応できます。
端的に要望を伝える手法です。
例)
Point(結論)
「残業を減らしたいあなたにはこのペンがピッタリです。」
Reason(理由)
「理由はこのペンの機能であなたの仕事効率を上がるから」
Example(具体例)
「実際に他の顧客様はこのペンの〇〇機能で残業が2時間減った」
Point(再結論)
「なので残業を減らしたいあなたに、このペンはおすすめです」
2・CREMA(クレマ)の法則
プレップ法のロジックで、行動まで促す法則。
Conclusion (結論)→Reason = (理由)→Evidence =( 証拠)→Method (手段)→Action (行動)
最初のConclusionはプレップ方のPointと同じ結論ですが、具体的な行動を表現する場合が多いです。
そのため、押しが強めな会話の切り口ですが、続く「証拠」と「手段」に信頼性を生み出すので、相手の関心を引く効果があります。
例)
Conclusion (結論)
「このペンで絵画作成の手間を減らすことで、作品の質が上がります。」
Reason = (理由)
「理由はペン1本で全ての色を出すことができ、持ち替える必要がなく、作業に集中できるためです」
Evidence =( 証拠)
「無駄な作業が減るため、絵画を描く作業が2時間早くなります。
この結果は他の顧客様も体感されていて、時間が早くなったことにより
見直すことができ、質が上がって売れる作品が出来たとお声を頂きました。」
Method (手段)
良い作品を作るには、見直す時間が必要です。
その時間を作ることが、このペンでできます。
Action (行動)
ペンを替えるだけという、今すぐにでもできることで
効果を実感しやすいので是非使ってみてください。
3・SDSの法則
プレップ法よりも端的で、「早く情報を伝える」ことに特化した内容です。
Summary (全体概要)→Details →(詳細説明)→Summary =(概要まとめ)
メール報告や情報番組の速報など、この手法が多く用いられます。
SDS法は記憶に残りやすいという特徴があり、最後まで伝えきりたい時に有効です。
例)
Summary (全体概要)
「今日は残業時間を2時間削減した、最新のペンの紹介です」
Details (詳細説明)
「理由はこのペンの機能が〇〇で仕事の効率が50%上がるからです」
Summary =(概要まとめ)
「是非このペンを買って頂き、残業時間を減らしていきましょう」
まとめ
今回は厳選した法則を三つ、ご紹介しました。
他にもアイドマの法則やパソナの法則などメジャーなものもありますが今回ご紹介した三つが基礎となっています。
メールやプレゼン資料などのテキストコミュニケーション、端的に行う報告の類はプレップ法、SDSの法則が向いているでしょう。
会話やセールス、相手に行動を促したいときはクレマの法則などシチュエーションによって法則のポイントを当てはめて、会話のブラッシュアップにつながれば幸いです。
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