【マネジメント】セルフマネジメントが見直される理由

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マネジメント
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時短勤務やテレワークの導入など、直接現場で管理される時間が短くなり仕事への意欲が変わったり、働き方改革で副業など認められ、自己成長を促される環境の変化は年々増えてきています。

そして、自律した仕事ができないとビジネスパーソンとしても成功できないことは今も昔も変わりません。

そこで今回は自己成長を促す「セルフマネジメント」のポイントと重要性を見直し、自身のモチベーションの振り返りにこの記事を役立てて頂ければ幸いです。

この記事でわかること

①セルフマネジメントを構成する要素
②セルフマネジメントの効果
③セルフマネジメントを身につけるポイント
④まとめ
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セルフマネジメントを構成する要素

まず、セルフマネジメントとは「自己管理」です。
目標達成や自己実現のために自分をコントロールします。
その管理対象は自身に関わること全てが対象になり得ますが、時間、感情、体調、仕事のタスク、モチベーションがわかりやすいポイントかと思います。

特にモチベーションと感情は不安定な要素なので、管理も難しいでしょう。

自己管理の要素で以下5つのテクニックを活かすとセルフマネジメントを構成する要素をカバーしやすくなります。

1・メンタルヘルスケア

メンタルヘルスケアは人事や上司、産業医スタッフなどが面談で行うケアも大事ですが、自身で「自分に起きている異常」に気づけるように、体調管理を軸とした健康管理が重要です。
心の健康とフィジカルな部分は直結しています。
健全でいられる環境をいかに作り出せるかもセルフマネジメントの一環です。

2・レジリエンス

訳すと「回復・復元力」という意味です。
問題やストレスに対して頑なにならず、柔軟な対応ができ、失敗しても自分で気持ちをリカバリーできることがポイントになってきます。
例えうまくいかなくても、リスクテイクしてチャレンジした事実や、最後までやりきった事など、自分を認める作業が重要です。

3・マインドフルネス

マインドフルネスと聞くと、心のリセットや瞑想を思い浮かべると思いますが、本質的には「自分に意識を集中させる」ことです。
そうすることによって、集中力が上がり生産性も上がりますし、自分いには関係ない余計なことからも自分の心が遠ざけられ、ストレスや不安から解放されることもあります。

4・アンガーマネジメント

怒りの感情はネガティブに働きやすく、問題の対処が正しくできなくなってしまいます。
感情が昂った場合は、6秒間何もせず我慢する、その場から離れるなど、気持ちを切り替える行動をとると良いでしょう。

5・キャリアデザイン

自己実現のためには、人生のプランニングが必要です。
まずは現在の会社でどのようなキャリアを積んで、どんな自分になりたいかなど自主的にプランニングしていくことも大事です。
終身雇用が約束されない時代になり、会社にとっても自身にとっても
どちらもwin-winの関係になるような現場の働き方の改革や、スキルの習得がセルフマネジメントでも重要なポイントになります。

セルフマネジメントの効果

セルフマネジメントを各個人がうまく活用できた場合、チームや企業にも大きなメリットが3つあります。

1・業務の効率化

セルフマネジメントがうまくなれば、生産性がまず上がるでしょう。
理由は従業員一人ひとりが無理なくタスクをこなし、無駄なタイムマネジメントが発生しないからです。
そして、生産性が上がれば有益なサービスを生み出す「時間」というリソースが生まれます。
従業員のスキルと時間が貯まることで企業全体の成長にもつながります。

2・イノベーションが起きやすくなる

先程の業務効率化につながる話ですが、従業員が自分の行動や感情をコントロールしやすい環境は、意見交換などコミュニケーションも活発になり業務改善やイノベーションを生み出す環境にも直結してきます。

3・心理的安全性の向上

セルフマネジメントが行き届いていると、他者を認めることにも好影響を与えます。
自身を理解することで、「他者と自分はそもそも違う価値観」という意識になり「なんで理解してくれないんだろう」や「どうしても相手のここが理解できない」という価値観の押し付けあいのような部分がなくなってきます。
またセルフマネジメントを推奨すれば、「チャレンジしやすい環境を作る」と同義語です。
その文化があれば失敗もチャレンジとして認められ、従業員全体が能動的に動けるでしょう。

セルフマネジメントができる人・できない人の特徴

ここではセルフマネジメントができる人・できない人の簡単な特徴をご紹介します。
自身と当てはめて考えて頂き振り返りの材料としてご活用ください。

セルフマネジメントができる人の特徴

・自分のキャパシティを把握している
・タスクの優先順位をつけられる
・前向きな考えができる

セルフマネジメントができない人の特徴

・完璧主義で物事にこだわり過ぎる傾向がある
・人に依頼することが苦手
・自分のストレス発散方法がわからない

もし、できない人の特徴に当てはまっていたら、「苦手なタスクや簡単なタスクを1つずつ、人に任せてみる」や「ストレス発散法を探してみる」など取り組みやすいことから改善してみるとようでしょう。

セルフマネジメントを身につけるポイント

セルフマネジメントを意識する上で重要なポイントを3つご紹介します。

1・自分自身の特性を分析する

例えば、集中力が長時間続くタイプか、睡眠は8時間以上取らないとパフォーマンスが下がるなど、自分のタイプを分析し、さらにどんな時が「1番パフォーマンスを出せる状況」なのかを因果関係を含めて分析します。

パフォーマンスを妨げることを少しづつ排除していく作業が、セルフマネジメントの具体的なアクションです。

2・定期的に自分と向きあう

仕事だけではなく、プライベートのことでも振り返ると効果は上がりやすいです。
例えば、「あの時、なんであの行動を取ったのだろうか」という自分の行動を振り返ります。そうすると、「この感情の時にはこのような思考になりやすい」など自分の行動パターンのポイントが見えてきます。
パターンが見えて来れば、改善したい場合はその行動を避ける施策を打つこともできますし、逆にその行動に寄せていきたいときも何をすれば感情が動くかなども、自分をコントロールするきっかけを作れます。

3・楽しみもコントロールする

これが1番難しいかもしれません。
お酒が好きでも飲みすぎてしまえば、健康にもパフォーマンスにも影響が出ますし、ゲームを長時間やりすぎてしまっても重要なインプットの時間を奪うことになるでしょう。
また、「楽なこと」も同じことが言えます。
SNSや動画配信を無意識のうちにずっと見てたら2時間すぎてた、ということもセルフマネジメントを阻害するものになります。
これを防ぐためには「締切効果」を使うとコントロールしやすいかもしれません。

例えば何時までにお店を出ないといけない、何時に電話をしないといけないから何時まで楽しむなど、予定の隙間時間に楽しむ工夫をすると良いかもしれません。

まとめ

今回は「セルフマネジメント」のお話をしました。
働き方が多様化する中で、結果を残すためには自己管理を徹底し、環境に左右されないでパフォーマンスを出す必要があります。

セルフマネジメントをスタッフが身につけることによって、メンタルや体調を安定させ、生産性向上や業務効率化にもつながっていきます。スタッフが企業内で安定的にパフォーマンスが発揮できれば、企業全体の成長にもつながっていくでしょう。

セルフマネジメントは一朝一夕で定着することは難しいですが、長期的な視点で定期的に振り返っていければ成果も実感できるでしょう。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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