【目標管理】人材教育における実行計画とは

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目標管理
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企業にとって獲得した人材は財産です。

働き方改革やワークライフバランスが見直させる昨今社員1人1人の生産性を上げることに問題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。

業績改善には課題解決における人材管理や、企業内のコミュニケーション機能を向上させ社員のポテンシャルを最大限に発揮、ボトムアップさせることが企業全体の成長を上げることにつながります。

それには人材育成が欠かせません。

変化の激しいビジネス、社会において早期育成による戦力化が、企業が生き残る最優先事項と言えるでしょう。

そこで今回は、実行計画が人材育成に役立つというお話を致します。

この記事を読んで、少しでも部署内、直属の部下のマネジメントに役に立てて頂けると幸いです。

この記事でわかること

①【前提確認】実行計画とは
②人材育成における実行計画の活用法
③実行計画の作り方
④まとめ
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①【前提確認】実行計画とは

まず実行計画とは、策定した戦略を具体的な行動に落とし込んで、展開するためのツールです。

「誰が」「何を」「どこで」「いつまでに」「どのように」「どれくらい」活動するかを明記させることで行動を明確化させます。

「PDCA」などの管理する手法と似てます。

しかし、根本的に違うところは「期間」です。

実行計画は中長期期間の戦略と目標が記載されています。

1年間の戦略を四半期ごとに振り返り、評価し達成すべきミッションを精査していくツールが実行計画です。

②人材育成における実行計画の活用法

では戦略策定のツールが人材育成に活かせるかというとポイントは2点です

1・社員に責任感が生まれやすい
2・チームで動いていることが体感しやすい

それぞれご説明致します。

1.社員に責任感が生まれやすい

理由として、部署内での社員一人一人の役割が見える化されるからです「私はまずこれを頑張ればいい」という安心感は非常に重要。

「それ以上のことはしない」という弊害はマネジメント次第で発生する確率はありますが、求める最低限の成果は出るでしょう。

ただノルマをこなすだけではなく、やるべき事を地図のように示してあげることで、クリアした際は自動的に承認され、達成感にもつながります。

クリアできなかった場合は目的地に向かって、逆算思考も働きやすくなるので自立型の社員が生まれやすくなる可能性もあります。

そうはいっても、必ず上司が管理しなくてはいけないですが、本人にはやるべきことが用意されているのでサポートに充てる時間は少なくなるはずです。

2.チームで働いていることが体感しやすい

部署全体の計画ですので、チームの中の役割が分かることで「自分だけが」という自分軸から自分が動くことでチームが回るという他人軸にシフトしやすくなります。

個人のリスケだけでなく、全体を見通して最適化できる個人の働きが、チームにどれだけ影響しているかが定量的にわかるので、誰かがダメでもどこかでフォローするようなリスケジュールの作戦も見える化されます。

厳しい指標にもなりますが、その成果が見えて、正当な評価にもなるのも強みです。

これにより、社員のモチベーションにバラツキが出たり疲弊する社員が出たりと、心配される方は多いはず。

しかしそこは実行計画を作成する時に、今ある戦力で実行可能な範囲内、本人の承認ありきで計画を策定する必要があります。

詳しい立て方は次項でご説明致します。

 

③実行計画の作り方

実行計画の作り方のポイントは5点です

①企業が求める長期的目標を明記(売上〇〇円や実現したい事柄)
②部署名チーム名、リーダー、メンバー名明記
③目的(行動理念、企業理念)
④重点方針(実際に行う行動指標と毎月定量化できる仕事)
⑤予算(1ヶ月/1年)

上記5点と画像のイメージを抑えまず、小売店の店長が自店の売上を上げる実行計画を立てた時、下記のようなイメージで策定してみて頂けると良いかもしれません。

①企業目標 売上3億
②自身の名前とスタッフ名
③「目の前のお客様を一生の顧客様にする」
④ 実際に行う行動指標→①「個人売上〇〇円」②「平均単価〇〇円」
定量化できる行動→①「クロージング〇〇件以上」②「〇〇の販売率50%」
実際に行う行動指標→①「個人集客〇〇件以上」②「納品処理時間内100%」
定量化できる行動→①「店外声かけ〇〇件以上」②「仕入れチェック〇〇回」
⑤1ヶ月予算1,000万/800万 達成率80% 通期予算 2,000万/1900万達成率95%

など。

④に関しては個人で行動を分け、達成可能な定量を本人と直接相談し、本人のレベルに合わせて、実行可能な計画を一緒に作ることが重要です。

無理な計画は実感も湧かないですし、一方的な計画も本人の動機に繋がらないので無意味な計画になります。

④まとめ

今回は人材育成に応用できる実行計画のお話をしました。

実行計画自体、企業文化に馴染ませなければいけない部分はありますが計画策定の方法や、個人のマネジメントとして中長期で管理する場合には役に立つ仕組みかも知れません。

今回の記事もさらに更新し、有益な情報としてアップデートできるように致しますので少しでも、教育計画に悩んでいる方に役立てていただけたら幸いです。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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