みなさん、ガンとチャートってご存知ですか?
大まかにいうと、カレンダーに予定を書いて記録していくのですが、目的としては1つのプロジェクトが俯瞰してみることができます。
人材育成や教育も立派なプロジェクトです。
ガントチャートを使って進捗状況を把握できれば個々の教育進捗だけでなく、プロジェクトとして教育のリスケも可能です。
今回はガントチャートの活用法についてご紹介致します。
①ガントチャートとは
②ガントチャートの書き方・使い方
③縦軸の設定次第で応用できる。
④まとめ
①ガントチャートとは
ガントチャートは、第一次世界大戦の時にアメリカの機械工学者であり経営コンサルタントでもあった「ヘンリー・ガント」という人物が考案した表です。
表の特徴としては作業計画や進捗状況を横棒で表すのが特徴です。
各作業の開始・終了時期や作業工程、進捗状況などが見える化され把握しやすく、プロジェクト管理や生産管理などで「工程管理」に使われています。
ガントチャートを教育にお薦めしたい理由は複数の教育を管理できるからです。
新人教育では特に事務作業、技能(接客や製造技術)など複数を覚える重複期間が存在します。
それぞれ、開始期間や終了期間は理想としてありますが一度に沢山は教えられないし、あれもこれもやって欲しいなど結局、理想の期間がなし崩しになるパターンが多い経験はないでしょうか。
どの教育と業務を組み合わせれば生産性が上がるか、個人の教育スケジュールだけでなく、教育というプロジェクトを現在の部署の業務と合わせて、ベストなタイミングで教育ができればチームの生産性も上げやすくなるでしょう。
②ガントチャートの書き方・使い方
ガントチャートの基本的な書き方として、縦軸にやること(教務や教育など)を細分化して、作業内容、開始日、終了日などを記載し、横軸に日時(時間)を記載し、作業の期間や進捗状況を横棒で示していきます。
これは原発の解体工程をガントチャートで示した例です。
空白の部分は隙間時間というわけではないですが業務の緩急がわかりやすくなるので、例えば教育に遅れが生じそうだ、とか突発的な業務でリスケなど、誰が見てもわかるような表です。
鉄則としては開始日と終了日をなるべくずらさない事です。
リスケのしすぎで、なし崩しになっては元も子もありません。
③縦軸次第で応用できる
ガントチャートは縦軸に置く内容によって、様々な使い方ができます。
例えば、人名にすれば1月単位でそれぞれが遂行する業務管理ができます。
また習慣化したいこと、例えば毎週のデータとりや顧客管理のアポなど入れて、ログ管理としてチェックリストのようにも使えます。
④まとめ
今回はガントチャートの活用法をご紹介致しました。
スケジュール管理方法は沢山あり、会社の規模や事業内容によって変わるでしょう。
しかし、ガントチャートがスケジュール帳と違うところは部署全体のプロジェクトに教育、育成を組み込むという点です。
全体のプロジェクト管理で使うと便利なツールでもあるので皆様のお役に立つ情報であれば幸いです。
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