【対話スキル】共感力

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対話スキル
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「上手くチームの意見を聞き出せない」、「部下が何を考えているかわからない」「クロージングできない」「マーケティングで顧客の心を掴みたい」など、コミュニケーションで「いまひとつ決定打にかける」場面は多々あると思います。

それは「共感力」が足りないからかもしれません。

「共感力」はビジネスでは必須のスキルで、しかもロジカルに鍛えることも可能です。

「共感力」が備われば顧客心理の理解ができ、セールスの成績が伸びたり人材教育の場面でも対象者のモチベーションを引き出すことが出来ます。

今回は「共感力」にスポットを当てて「対話スキル」を磨いていきましょう。

この記事でわかること

①「共感力」とは
②共感力の磨き方
③まとめ(共感力の注意点)
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「共感力」とは

共感とは「他者の感情に寄り添う」ことです。
喜怒哀楽の感情を読み取り、一緒に同じ感情になったり、他者の意見に「自分もそう思う」と同意するのも共感でしょう。

「共感力」とは他者の気持ちを考え、信頼関係を構築して良好なコミュニケーションを取る上で不可欠な力です。

■共感力のある人の特徴

共感力を客観的にみた時のポイントを三つご紹介します。

1・周囲への関心が強い

共感力が高いと、周囲の人への関心が強く情報通でもあります。
観察力と好奇心が強いだけでなく、「なぜこのようなことを考えているのだろう?」など状況だけでなく、根本的なことを理解しようと考える人です。

2・話をじっくりと耳を傾けて聴く

いわゆる「聞き上手」です。
相手の話を遮らず、伝えたいことを最後まで集中して「傾聴」する姿勢を示しています。
ビジネスシーンでは話の展開が見えた時、先回りして話を遮り「それってこういうこと?」などと聞いてしまう場面は多いです。
それが本当に「的を得た意見」であれば問題ないですが、多くの場合「話を聞いてもらえない」「わかってもらえない」という気持ちが先行するでしょう。
話を遮ることは、共感力を高める上で阻害要因になります。

3・様々な経験をしている

1番目の「周囲への関心が強い」にも通じますが、共感力が高い人は年齢関係なく様々な経験をしているでしょう。

楽しいことだけではなく、伝いことや悩みなどを経験することによって相手の心情を推察することができます。

感情の引き出しは経験によって増えますので、相手の経験と自分の経験を重ね合わせやすくなるため、相手の心情が想像しやすい状況になります。

共感力の磨き方

では実際に共感力を高める上で、意識すべきポイントを5点ご紹介致します。
是非日常会話に取り入れて実践してみてください。

・大前提「他者へ興味を持つ」

まず当たり前ですが「人間に興味を持つ」ということが大事です。
これは「人間を好きになる」という意味ではありません。
「人間ってどんな生き物なのか」という心理学や科学的な視点でも大丈夫です。大きな視点で自分以外の人間に興味を持つことから始めます。

・気持ちを汲み取る練習

これは映画や小説を利用して、登場人物の気持ちになってみましょう。
作中には登場人物の心情の描写が様々あります。
それを感じて作品に没入するだけでなく、「なんであのセリフだったのか」「どのような気持ちだったのか」など、ちょっと推察するだけでもただ観るより気持ちを深掘りすることができます。

また、映画や小説で気持ちを「疑似体験」できることにより感情の引き出しを増やすのに役に立ちます。

・苦手な人とあえて深い話をしてみる

これは無理してしなくても良いですが、1番効果があることかもしれません。
「苦手、嫌い」と思っている人と一度しっかり向きあ右ことで、感情のマインドブロックを外し、事実だけに目が向いた瞬間に「苦手、嫌い」と思っていた相手の言動には「こういうことがあったからかな」「こういうふうに感じているのかな」など相手の立場に立つことができます。
そううると見えていなかった側面に気づき、今まで避けていたことも自身で受け入れることができて、理解を深めようとする意識が少し芽生えてきます。
あえて「苦手な人」の立場に立つことによって、自分のマインドブロックの外し方と深く理解しようとする思考が身に付きます。

・「分析」をやめる

話を聞いて理解することと、分析することは違います。

ここで言う「理解」することは、相手の話をそのまま受け入れるということです。
「分析」とは自分の意見が入り、相手の意見ではなくなることです。
大事なのは、結論を出すことではなく相手の感情を吐き出させること。
それが相手への理解へと繋がり共感になります。

・共感できない場合は「理解」することまでにする

人間に感情がある以上、「全てに共感できる」という人はいません。

実際、全てに共感する必要はありませんし、共感だけでは周りに流されるだけの場合もあります。

どうしても「共感できない」と感じるのであれば、割きることも大事です。
ただ起こっている事実だけを受け止め理解し、「なぜ共感できないのか」を考えることで自分の大事にしている価値観に気づくきっかけにもなります。

この線引きをすることで、単に拒絶するだけでなく相手を理解した上で自分の主張になるので、少しずつ歩み寄ることもできるでしょう。

まとめ(共感力の注意点)

今回は共感力についてご紹介しました。
共感力を磨き続けることで、年代問わずコミュニケーションをとることができます。
また相手の本音を引き出し、理解を示すことでこちらの話を聞いてくれる雰囲気も作れるので、マネジメントにも有効でしょう。

共感力を意識する上での注意点は2点です。

一つ目は理解することと分析を混同しないこと。
理解は相手の話を受け止めることで、結論や自分の意見を挟まない。
二つ目は共感を意識しすぎて、周りに流されないようにする。
避けるべきは「八方美人」です。
どうしても共感できない場合は「理解」することにとどめておきましょう。

ちなみに、自らの共感を求めるとセールスやマーケティング的には上手くいきません。
あくまでも「相手に寄り添う姿勢」が共感ですのでこの点も注意しましょう。

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【経歴】・2000年~2008年まで楽器販売、フリーランスカメラマンで接客販売経験⇒・2008年から現在まで、宝飾業界の販売店営業、人材育成、マネジメント業務行いながら店舗運営、マニュアル作成、コーチングスキル、マーケティングスキル身につけ現在に至る。

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