「会話が上手く続かない」
「社長、上司など目上の人との会話に困る」
「部下に中々話しかけられない」
など、ビジネスシーンでの会話に困ることが多い方はいらっしゃるのではないでしょうか。
特にオンラインで話す機会も増え、今まで以上に会話のレベルを上げないといけない場面が増えてきて、「雑談力」という言葉をよく耳にします。
会話によるコミュニケーションは人間関係の構築に欠かせず、会話のきっかけになる雑談はビジネスでも必要とされています。
そこで今回は、「雑談力」を高める方法をご紹介致します。
この記事でわかること
②失敗しない雑談のコツ
③まとめ
雑談とは|雑談力のある人の特徴
雑談は「明確なテーマを設けず、最近のトピックや自身の考えを話す」ことです。
たわいのない会話はプライベートはもちろん、ビジネスでも効果を発揮します。
場を和ませることで、目の前の人を理解しやすくなり信頼関係を構築にプラスになります。
実際に、雑談が上手な人と話していると沈黙へのプレッシャーもなく安心して接することができます。
雑談力とは「上手に話す」「話題が多い」人をイメージするかと思いますが、根本的には「関係性を構築することが上手い」人のことです。
これを理解しているといないとでは大きな差があるでしょう。
ですので、雑談が上手い人は相手との関係性を築くために、相手のことを徹底的に観察、リサーチします。
そして、自己を開示することで関係性が築けることを理解しているので自分を知ってもらうこと、相手を知ることの会話の切り口をバランスよく織り交ぜます。
そのため何を聞き出したいかなど「話の軸」を持っており、話も脱線しにくく会話を有利に繋げているのです。
ですので、雑談力がある人はよく「聴き上手」と言われます。
相手が話すのが好きな人であれば「聞き役」に回り、あまり会話の数が少ない人であれば相手の言動に耳を傾けるために、「話役」にまわります。
それが意識できるのは、雑談は「関係性を築くきっかけ」と理解しているからです。
失敗しない雑談のコツ
雑談は関係性を築くことがポイントです。
失敗しないためには、「相手に満足してもらう」ということ、つまり相手に関係ないことを「話さない」ことが重要です。
例えば、NGなアクションとして
・会話の内容が自身の自慢話
・相手の関心のないことの話が長い
など、これら全て「相手に満足してもらう」こととは全く逆の会話になります。
相手のことを知ろうとせず、なおかつ自分中心に話が進むので話し手から関係性を築くことは難しいでしょう。
このパターンで相手と上手く会話ができる場合は、話している相手の「雑談力」が高いのです。
では具体的に話の切り口をどうすべきか、初対面の人と話すコツと、すでに面識がある人と話すコツ、それぞれポイントがあるので解説していきます。
・相手が「初対面」の場合
重要なポイントは「相手に関心がある」ことを示すことです。
会う前に相手のことを調べることができれば、リサーチしておくと会話のきっかけも掴みやすいです。
ビジネスであれば会社のホームページやSNSなどで企業情報を手に入れたりします。
それが難しい場合には、会話の切り口は相手の持ち物や、一緒にいる空間、雰囲気など体験していることを言語化してみましょう。
例えば「素敵なお店ですね」「いい景色ですね」「おしゃれな時計ですね」など、当たり障りのないことから始めます。
「間をつなげなければ」と無理して思わず、「相手に注目」して答えやすい質問をします。
理由としては、相手を知るためです。
そのために「はい、いいえ」で答えやすい「クローズドクエスチョン」を使って会話を温め、次に人によって回答が変わる「オープンクエスチョン」を使って相手の情報を集めていきます。
会話のなかで共通点を見つけて、お互いのことを理解しあえるような会話の流れが
「クローズドクエスチョン」→「オープンクエスチョン」
の流れです。
注意すべき点は、年齢や住んでいる場所、家族のことなど相手のプライベートに踏み込みすぎる質問をいきなりすると、警戒心が強まりますので気をつけましょう。
・「面識がある」人と話すコツ
社内の人物やこれまで接してきたことのある人物、あったことはなくても事前に調べることができる人の場合は「徹底的なリサーチ」をしてから、会話することがポイントです。
社内の人物や会ったことがある人物であれば、以前話したことや、趣味趣向、相手との距離感を覚えておいて、あたかも「前回の続き」のような雰囲気で話せればベストでしょう。
会ったことはなくても面識があったりする場合は、事前に相手の事を調べて共通言語で話せる「会話のバリエーション」を持っておくことが重要です。
まとめ
今回は雑談力についてご紹介致しました。
雑談はビジネスにおいても重要なスキルです。
話し上手、聞き役に徹するという表面上のことではなくポイントは「相手と関係性を築く」ことを常に意識することです。
そうすることで、テクニック的な「クローズクエスチョン」「オープンクエスチョン」などの手法も効率的に使えます。
まずは相手に興味関心を持って、話を聞く、質問をするということから始めましょう。
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